銘香 松の友
久々の更新になります。
本日は松栄堂の「銘香 松の友」です。
実はこちらは購入してから2年ほど経っているのですが、開封するのにフィルムを外さないといけなくて、当分使う予定がなかったのでもったいなくて一度も焚いたことがありません。
今回このブログで紹介するために開封をすることにしました!…ゴクリ。
まずフィルムを外すと木の箱だったことに気づきます。
そして、和紙のようなものにキャンディのように包まれているお線香と対面…。
線香は緑色で、いつも使う長さより4センチほど長いことに気づきました。
箱の説明書きには「白檀をベースにバランスよく配合。穏やかでなつかしい和風の香り」とあります。
直接嗅ぐと‥
酸っぱさを真っ先に感じます。
桂皮(シナモン)が入っているかもしれません。その後にまろやかな甘みを感じます。
ですが、鼻にツンとする鋭い酸味ではないものの酸味が特徴的です。
全体的に確かに和風。(松栄堂さんの商品はどれも和風な印象ですが)
火はターボライターですぐにつきました。
煙は普通。
香りは「あっ、和風」です。
先程の火をつける前の酸味が印象だったものから、白檀の甘さがメインになりました。
少し酸味と渋さを感じます。(沈香かな?)
甘さはそこまで強くないです。
(甘さ : 酸味、渋み = 5:5 くらい?)
イメージは高貴な感じではなく、安っぽくもなく、おばあちゃん家で焚いてそうな香りです。
説明書きにある「穏やかでなつかしい和風の香り」のまんまです。
香りもしっかり出ています。
線香使い始めの私だったら、かなりの和風感と香りの強さでイマイチと感じるかもしれませんが、今なら素材が活きてる香りでアリかと思います。
ケースの高級感から、お線香にある程度慣れてる人や香木系の香りにこだわりのあるような中級者以上向けのように感じました。
少し長めのお線香なので、お盆や命日などの特別な日、またお香代わり、甘すぎない白檀を使いたい方にいいかと思います。
(香りソムリエ風~)
仏壇がある和室はほとんどおばあちゃんしか出入りしない。日当たりがいいわけではないがいつも掃除がされていて、襟元をただしたくなるような雰囲気の部屋だ。いつも朝と夕方にはその和室から漂ってくるお線香の香りだ。