白檀 眞山
さて、久しぶりに線香の内容に戻ります。
本日は「白檀 眞山しんざん」をご紹介します。
こちらは大阪伝統工芸品に指定された堺線香だそうです。
メーカーがよくわかりませんでした。工芸品だからメーカーとかはないのかな?
販売元のホームページには「真山の特徴は、天然素材を使用していますので、素材本来の香りにこだわっています」とのこと。
期待がもてます。
そして、この束ごとに筒に入っているのは高級感があります。折れにくい上に、お墓参りなど持ち運びにも便利です。
まず、蓋を開けてそのままの香りを嗅いでみます。
香り抑えめ。
酸っぱい紙の香りがします。
火をつけます。
まあまぁつきやすいです。
煙は普通です。
煙の香りの中に白檀の香りがあります。
主張しないナチュラルな香りで、かすかな甘さを感じます。
天然系のお線香は煙の香りが入ってしまうのですが、こちらも煙の酸味がまず鼻をかすめます。天然の証です?
個人的には煙の香りの方が強く、白檀が薄く感じます。
香りは強くないので隣の部屋にいてもあまり漂ってきませんでした。
昔ながらの素朴なお線香という印象です。
煙たい香りが広がるわけではないので、天然素材にこだわったナチュラル思考のお線香だと言えそうです。贈答品としてもよく使われているようです。
~香りソムリエ風~
昔から変わらないこの河川敷の風景。人の手が入っていない自然そのままだから、人の背丈ほどもある草がこの冬の季節には黄金色に変化し、サワサワと風にふかれ音をたてている。