蘭華
本日は松栄堂の「蘭華」です。
実はこちらの商品、人気だったのにも関わらず生産が終了したとこと。
かなりコスパのよい商品で、せっかくなので感想を書きたいと思います。
まず箱を開けると甘い白檀の香りがします。
蘭の花をイメージして作られているのかは分かりませんが、まだ一度も開いていない書籍の紙の新鮮な香りがします。
もしくはいい香りのする白粉のイメージもあります。
香りは強くなく、無垢な印象です。
線香の色はピンク。
かなり細いお線香です。丁寧に扱わないとすぐ折れてしまいそうです。
火はつけやすく、煙の量は普通です。
香りがは直接嗅いだ香りから、よりミルキーに変化しました。
可憐な甘さです。
大の箱で500円ほどのお値段で、かなりの量が入っています。
さすが 京都老舗のお香屋さんの松栄堂。価格が安いからといって、香りも手を抜いていません。
この蘭華は、技術指導をした中国の工場で生産し、日本で仕上げていると説明書きにありますが、外国で生産していたので低価格が可能だったのでしょう。
~香りソムリエ風~
目を閉じて感じる情景は
嫁入りの支度をした17の娘が、最後の仕上げにそっと紅を唇に乗せる。そのうなじが見える後ろ姿から漂う白粉の香りのようだ。
もし、この蘭華を見かけたらお試しする価値はあると思います。