家伝好文木
本日は梅栄堂の「家伝好文木」です。
ホームページの説明書きには「ますます希少になる天然極上沈香、白檀をはじめ、20種類の天然香料を、梅栄堂の秘法をもって調合し丹念に創り上げた逸品。沈香の奥深い香りを楽しむことが出来る。甘めの香りのお線香。」とあります。
「特撰好文木」は15種類の天然香料とありましたので、それより5種類プラスされている香木系のお線香のようです。
この「家伝好文木」は好文木シリーズの中で最上位のお高め線香です。
まず、そのままの香りは…まず、酸味を感じます。
その後渋みを感じ、古い物置小屋の香りがします。(いつも沈香が入っていると古いタンスやら物置小屋やらの例えで申し訳ない(._.))
今までの微香タイプ、特撰タイプと直接の香りの違いがわからなかったので、比べてみました。
微香好文木…フローラルな酸味
特撰好文木…仁丹系の酸味
家伝好文木…渋みのある酸味
(これはそれぞれその場で比べてみて、【それぞれとの違い】を比較しての感想です。)
こうやって比べると微妙な香りの変化が分かりますが、そうでなければ香りの違いが分かりません(・・;)
火のつき具合はターボライターで3秒ほど。
煙の量は普通です。
火をつけてからの香りは
まず甘い白檀で後に沈香を感じます。
メインの香りは甘いのですが、しっかり香り、奥深い香りがします。
くせがなく、一言でいうと「いい香りの香木系のお線香」です。
パッケージの印象や値段的にもっと渋さとか辛さが主張するのかと思いきや、甘くまろやかな香りでした。
天然香料使用なので煙の香りはややしますが、香木系のお線香が好きな方、天然香料にこだわる方にオススメです。
~香りソムリエ風~
樹齢400年の樹。そのごつごつとした根はしっかりと大地を掴み、幹はドクドクと血管が浮き出ているようであるが、葉っぱが擦れる音は繊細で母性を感じるものであった。
(まずは白檀の柔らかい香りがするが、後から沈香、そして20種類の天然香料の複雑な香りの奥深さを表現)