花琳 瑞涛
本日も薫寿堂から「花琳 瑞涛ずいとう」をご紹介します。
こちらはなかなかの高級お線香です。
説明書きには「椨皮粉、沈香、白檀、椰子殻炭、香料類で作られており、ベトナム産シャム沈香、天然白檀、麝香を配合。あくまで主役のシャム沈香の香りを強調した香りで、漢薬系の香りを漂わせながら沈香そのものの香りも楽しんでいただけます。」とあります。
沈香メインのお線香だそうです。
まず、そのままの香りは酸味と渋みの漢方系の香りがします。
昨日ご紹介した飛燕と比べて嗅いでみるととても似ていますが、飛燕の方がわずかに華やさというか、チェリーのようなフルーティな酸味がある一方、こちらの瑞涛はそれがないといった感じ。
そのままの香りでは飛燕の方が香りが強い感じがします。
火はライターで3秒ほど。
煙の量は普通です。
火をつけてからの香りは少し煙の香りがしますが、沈香の香りがします。白檀も入っているとのことですが、それが少しまろやかにしているのでしょうか。
クセがなく、厳かな感じです。
沈香でもかなり濃くて渋みが強いものもある中、こちらのお線香は初心者の私でもとっつきやすく思います。
厳かなお線香を探している方や目上の方への贈答品としてもお使い頂けると思います。
~香りソムリエ風~
すっと背筋を伸ばして座禅をする僧侶。彼の心は空になっている。しかし、彼は温かいオーラを発していた。(沈香の中にまろやかな白檀を表現)