王奢香
本日は松栄堂の「王奢香」です。
最高級の白檀を使ったお線香ということで、お値段も少しお高めです。
短寸なのに18センチもあります。(中寸というやつでしょうか?)
まず箱を開けての香りは…
懐かしい香りです。
古民家の蔵の印象です。
最初に嗅いだときは、好みではないと思いました。
なんというか、素朴すぎなような…少しクセがあるような…線香上級者用のような…
色々香料などを駆使して人工的に作った香りではないのは感じます。
今は、結構イケる香りです。
お線香の色は茶色。所々黒い斑点のようなものがあります。
火はつけやすく、煙もしっかりです。
火をつけてからの香りは、しっかり白檀の香りです。
甘さもあるのですが甘ったるくありません。
高貴な印象はあります。お寺で焚いていそうです。
少し煙の香りも混じっているのが、ナチュラルな素材故なのでしょうか。
少し個性があり、個人的には素材にこだわっているお線香上級者向けの商品に思います。
~香りソムリエ風~
目を閉じて感じる情景は
質素な身なりをし、質素な食事をする世俗から離れた修行僧が、仏の前で無になりながら座禅を組んでいる
長いお線香はそれだけ長く、仏様やご先祖様にお供えをしていることになります。
少し特別な日に使うお線香に向いているかと思います。